今回は、「ワセリンは乾燥肌に良いのか悪いのか」についてご紹介します。
乾燥肌とは何か、その原因は何か、そしてなぜワセリンが乾燥肌に悪いのかについて説明します。

この記事はこんな人におすすめ!
- 乾燥肌で悩んでいる人
- ワセリンを使っていいのか不安な人
- 使い方の注意点が知りたい人
乾燥肌でお悩みの方、ワセリンの正しい使い方が気になる方は、ぜひご一読ください。
乾燥肌とは肌のどのような状態を指すのか?
肌質はざっくりと普通肌、脂性肌、混合肌、乾燥肌の4タイプに分かれます。
その中でも乾燥肌とは肌の水分量、皮脂量ともに少ない状態のことを言います。
乾燥肌の主な特徴としては、カサカサしているであったり、肌が突っ張る感覚があるという特徴があります。
肌を作っている表皮という部分の一番外側に角質層という所があります。角質層にはバリア機能という役割があり、そのバリア機能が何らかの原因により機能が低下することで肌の水分を保てなくなり、水分が外へ逃げていきます。
その結果、カサカサの乾燥肌へとつながっていくのです。
簡単にいうと
- 乾燥肌とは、水分量や皮脂量が少ない肌のこと
- 主な特徴として「カサカサしている」「突っ張り感がある」
乾燥肌になる原因とは
バリア機能の低下が乾燥肌につながっていくと説明しましたが、そもそものバリア機能が低下する(乾燥肌になる)要因は何があるのでしょうか。考えられる原因について詳しく見ていきましょう。
紫外線による肌へのダメージ
1つ目に紫外線による肌へのダメージがあります。
紫外線はシミやシワの原因になるとよく言われ日焼け止めをこまめに塗る人も多いのではないでしょうか。
紫外線はシミやシワの原因になるだけではなく、角質層にダメージをストレートに受け乾燥肌の原因となるのです。
食生活の乱れ
2つ目は、乱れた食生活による栄養の偏りがあります。
特に肌の乾燥に関わる栄養素にビタミンB群があります。
いつも同じものを食べたり、野菜不足などになるとビタミンB群が不足し、バリア機能が正常に保つ力が弱くなるため乾燥肌へとつながっていきます。
間違ったスキンケア
3つ目は、間違ったスキンケア方法があります。
肌はとても繊細なため、力強く顔を擦ったり、高温のお湯で顔を洗ったりすると、必要以上の皮脂が洗い流されてしまい乾燥肌の原因になります。
乾燥肌にワセリンが何故悪い?
ワセリンとは石油を使って作られた保湿剤ですが、ワセリン自体に保湿効果はなく肌の表面にワセリンを塗ることで油の膜を張り、内側から水分を逃がさない役目を持っています。
そのため、化粧水などのように肌に潤いを届けることができません。
乾燥肌の人がワセリンだけでスキンケアを行うと、外側だけが膜で覆われ、肌の角質層への水分補給が出来ずに内側は乾燥してインナードライを引き起こしてしまう可能性があるのです。
水分を与えるという視点では、ワセリンだけでは不十分なのです。
ワセリンは、炭化水素の半固形状の混合物で、外用軟膏として使用される。また、表面の潤滑、防水、密封にも使用される。
乾燥肌にワセリンを使う場合の注意点!
ワセリンの使い方としては、ワセリンのみで使うのではなく化粧水や乳液などの基本的なスキンケアを行った後にふたをするイメージでワセリンを塗ることで、水分蒸発を防ぎワセリンの効果を十分に発揮できます。
乾燥肌の人が使う際には、自分の肌に合ったワセリンを選ぶことも大切です。
ワセリンには黄色ワセリンと白色ワセリンがあります。肌がデリケートな時には黄色ワセリンよりもより精製された白色ワセリンを塗ることをお勧めします。
また、冒頭にも述べたように、必ず化粧水、乳液の後にワセリンを使用してください。
ワセリンだけのスキンケアだと逆に肌の乾燥を悪化させてしまう可能性があるためです。
まとめ
ワセリンを普段のケアに取り入れる際には、ワセリンの特徴を理解した上で、ワセリンの良さを発揮できる使い方をしましょう。
ワセリンの特徴として知っておいて欲しいことは、ワセリン自体に保湿成分は含まれていないのでワセリンだけでは肌の乾燥を防ぐことはできません。
そのため、使用する際には必ず化粧水や乳液などの基本的なスキンケアを行ってから最後に蓋をするようなイメージでワセリンを塗ります。ワセリンを最後に塗ることによって皮膚の内側からの水分蒸発を防ぎ、結果として乾燥肌を防ぎます。
このように、ワセリンは正しい使い方をすることによって乾燥から肌を守ってくれるアイテムになります。
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